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滑り止め(防滑加工)
近年、床や階段等で足を滑らせた転倒による事故が多発しています。厚生労働省による調査では2001年だけで2335件の転倒による死亡事故が確認されております。
1995年、PL法が施行され、同年、建設省により策定された『長寿社会対応住宅設計指針』にも「住戸内の床・壁の仕上げは、滑り、転倒等に対する安全性に配慮したものとする。」とあります。
今日、バリアフリーやユニバーサルデザイン、ハートビル法(正式には「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」)など安全性や快適性およびユーザビリティに関するキーワードが関心を集めております。また、介護保険法の適用により、介護保険改修住宅における滑り止め加工の費用が、申請により、市区町村の公的機関から8〜9割程度支給される場合もあり(詳しくは公的機関にお問合せ下さい)、ますます、滑り止めに対する社会の関心が高まってきています。
滑りやすい床石やタイルの滑り止め(防滑加工)には、下記の2つの施工方法があります。
美観を変えない滑り止め(防滑加工)
雨等で、床の表面が濡れた時の防滑性能を高めるために、特殊な薬剤で、床材の表面をエッチングあるいは微細な凹凸を作り、床を滑りにくくする工法。
【滑り係数の測り方】

1.素材に水をかける

2.滑り係数を引っ張って計る
1.石やタイル(素材)に水をかけ、濡れた状態にする。
2.滑り係数器を水平に引っ張って、滑り係数を計る。施工したいろいろな場所で何度か計って、平均値を出す。
3.滑り係数値が上がったことを確かめ、安全を確認する。
大理石フロアーの滑り止め加工の作業工程
下記の写真は、「大理石フロアーのツヤを落とさずに滑り止め加工をしてほしい」という要望に応じた施工を行ないました。施工後の写真を見ていただければわかるように、ツヤは全く落ちていません。もちろん、滑り止め係数値は上がり、安心して歩行できます。

1.養生

2.前処理

3.防滑加工

4.中和洗浄

5.完了

滑り止め施工前(0.55COF)

滑り止め施工後(0.66COF)
ASM725による測定評価(歩道に対しての静摩擦係数) 0.50 COF未満→危険
0.50 〜 0.60 COF→ほぼ安全だが、注意を要す
0.60 COF 以上→ 安全
【御影石フロアーの滑り止め加工】


上記の施工写真(御影石の本磨きの床材)は、美観上、全く同じように見えますが、下記の滑り係数器を見ていただければわかるように、滑り止め係数値も上がり、施工後は安心して歩行ができます。

滑り止め施工前(0.55COF)

滑り止め施工後(0.68COF)
ASM725による測定評価(歩道に対しての静摩擦係数) 0.50 COF未満→危険
0.50 〜 0.60 COF→ほぼ安全だが、注意を要す
0.60 COF 以上→ 安全
2. 骨材(細かい粒子)入りの塗布硬化型滑り止め剤の塗布工法
塗布硬化型防滑加工(滑り止め)


写真は、ライトグレーですが、下記のように、多くの色から選べることが特色で、現場の状況から色の選定が可能です。

多彩な色で滑り止め加工できます

K-Gripキット

バッキンガム宮殿やロンドン塔の石階段、米国ベネトンストアのステンレス階段、米国GAPストアの御影石階段と木床、ティファニーニューヨークの大理石階段、バンクオブアメリカのタイル、ユニバーサルスタジオオーランドのテラゾー、コンクリートなどの他、日本においても、公共機関の階段等に、数多く使用されております。